小さな防災の家
Residence against Disaster



木造密集地での建替えの試み

 江戸時代には旗本屋敷が並んでいた千代田区の番町に今でも木造住宅が密集している借地の一角がある。

 借地の境界もあいまいで建築基準法では難しい条件を老朽化した30年前の建物の確認申請副本が救った。

 建主と区役所に相談に行き、建築審査会から承認を得て確認申請という過程でつけられた条件は、防災上安全な不燃建築とし外壁線は既存の建物のままとすること。

 こうして全面的な建替えが可能となり、私にとって最年長記録となる建主と娘家族の二世帯住宅が実現した。



  東京都千代田区
  二重層長家
  敷地面積  73m2
  延べ面積 131m2
  竣  工 2004年
  施  工 小川建設


  企画 調査 設計
  見積 監理  







構 造構 成
コンクリート
3ブレース構造個室
2ブレース構造玄関 DK 個室
1ブレース構造玄関 個室 LDK
基礎特殊工法